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『ラッスンゴレライ』の人気を3C分析で解明2(競合分析編)

前回、お笑い業界・視聴者分析(市場・顧客分析)を行い、お笑い業界の現状や視聴者のニーズの変化などを見ていきました。今回は3C分析のライバル芸人分析(競合分析)でライバル芸人が成功したお笑いネタと理由を探り出し、『ラッスンゴレライ』が成功した共通ポイントを見ていきます。

ライバル芸人分析(競合分析)

競合分析では、ライバル芸人が市場の変化に対してどのように対応しているかを知る事が目的となります。ライバル芸人の人気のあったお笑いネタと、人気に導いた理由の二点に絞って分析を行います。

まずライバルとなる芸人とお笑いネタですが、『ラッスンゴレライ』はリズムネタとなるため同じカテゴリにあたるオリエンタルラジオの『武勇伝』、藤崎マーケットの『ラララライ体操』、若干ズレてそうだが共通項があるCOWCOWの『あたりまえ体操』を対象として分析します。
※現在流行っているクマムシの『あったかいんだから』や、どぶろっくの『もしかしてだけど』は歌ネタカテゴリのため対象外としました。

オリエンタルラジオ / 武勇伝

<成功したお笑いネタ>
オリエンタルラジオと言えば『武勇伝』。というか武勇伝以外知らないw オリラジはあんちゃんこと中田敦彦がボケ担当、チャラ男こと藤森慎吾がツッコミ担当。『武勇伝』でリズムネタの先駆けとしてブレイク。「武勇伝・武勇伝・武勇伝・でんででんでん」のリズムに合わせてカッコ良くない武勇伝をあたかもカッコイイかのように見せているリズムネタ。当時、エンタの神様に毎週のように出演していたので、かなりのバリエーションがある。
 
久しぶりに『武勇伝』を観てみたら今でも笑えた。皆さんも久しぶりに武勇伝で笑ってみよう!
 
 
<人気に導いた理由>
なぜ武勇伝は人気がでたのか仮説ではあるがいくつか理由を挙げてみた。

  1. ネタの進むテンポが良い
  2. 「武勇伝・武勇伝・武勇伝・でんででんでん」などネタの間に決まり文句があって覚えやすい
  3. 後半リズムが変わり強弱があるので飽きない
  4. ネタが毎回違って新鮮
  5. ネタの内容が身近なのでイメージしやすい
  6. マネしやすい
やはり、リズムネタだけあってテンポが良いので観てる方は心地良いのと、ネタの内容が覚えやすい・マネしやすいというのがポイント。次の日学校で話題にしやすいし、自分もマネしてやってウケたら嬉しい。オリラジはそこまで計算したかはわからないが口コミしやすいというのは大きかったと思う。
 
ちなみに、オリエンタルラジオバージョンの『ラッスンゴレライ』動画もあるので比べてみてください。
 
 

藤崎マーケット / ラララライ体操

<成功したお笑いネタ>
もしかしたら藤崎マーケットを知らない方もいるかもしれないが、同じくリズムネタで一時期エンタの神様や爆笑レッドカーペットに出演していた田崎 佑一とトキ(藤原 時)のコンビ。藤崎マーケットは上半身白ランニング、下半身黒短パン、頭には白のヘアバンドというエクササイズスタイル。そもそも『ラララライ体操』はエクササイズのリズムネタで、基本的に出だしもネタ間も一貫して「ラララライ」で展開する。ネタとしては言葉の始まりが「ラ」の場合でそのまま「ラララライ」に持っていくパターンや、リズムが一定の動きになりやすいものを選択して「ラララライ」に繋げている。
 
『ラララライ体操』を知らない方はこちらからどうぞ!
 
 
<人気に導いた理由>
武勇伝ほどではないがなぜ人気がでたのか仮説ではあるがいくつか理由を挙げてみた。

  1. ネタの進むテンポが良い
  2. 気のよさそうな二人の息のあった雰囲気が良い
  3. 楽しい気持ちになる
  4. 水戸黄門の印籠的要素があり安定する
  5. ネタの内容が身近なのでイメージしやすい
  6. マネしやすい
武勇伝と被る点はあるものの、安定感は『ラララライ体操』の方があり、かつオチまで「ラララライ」が担っている。しかも、「ラ~イ、ラ~~イ」と言い合う掛け合いは楽しい気持ちにさせる効果があるようだ。「ラララライ」自体に意味はないが、ネタを見て笑うだけでなく楽しく思えるところがポイントだ。
 

COWCOW / あたりまえ体操

<成功したお笑いネタ>
こちらはコンビ名を知らなくても『あたりまえ体操』は知っている方が多いのではないでしょうか。CMや番組にもよく使われていましたし、現在でもたまに見かけますよね。『あたりまえ体操』はCOWCOWの多田健二と善しが生み出した「ゆるリズムネタ」である。ラジオ体操のようなテンポと本人たちではないナレーションが特徴的。「あたりまえ。あたりまえ。あたりまえ体操」で始まり、あたりまえのことを動作しながら「あたりまえ体操」で終わる構成で、観ながらあたりまえだよと思わずツッコミたくなるネタである。NHKの番組にも出演し、幼児から幼稚園児、小学生の間でよくマネされていたネタだ。
 
『あたりまえ体操』を知らない方はこちらからどうぞ!
 
 
<人気に導いた理由>
武勇伝やラララライ体操とはまた異なるリズムネタで、なぜ人気がでたのか仮説ではあるがいくつか理由を挙げてみた。

  1. ラジオ体操のようなテンポとナレーションが親しみを抱く
  2. 子供でもわかる内容
  3. 内容があたりまえ過ぎてイメージしやすい
  4. あたりまえ過ぎてマネしやすい
  5. 漫才要素は一切なく、決まったストーリーがあることでひとつの作品として観ることができる
あたりまえ過ぎる内容が身近で親しみやすく皆にマネしてもらえるというところに尽きる。ターゲットを明らかに子供にしている点も人気がでた理由のひとつだろう。また、武勇伝やラララライ体操はリズムに合わせながらもコンビ間で掛け合いをしているが、『あたりまえ体操』は漫才要素を一切要れず一環しているのが他の2つと大きく異なるポイントだ。これってお笑いネタなの?と思う方もいるかもしれないが、観ている視聴者が笑ってくれたらそれで良いのだろう。

ライバル芸人分析(競合分析)のまとめ

今回はライバル芸人分析(競合分析)で人気のあったお笑いネタと成功した理由を見ていくことで、なぜ人気が出たのかを把握することができました。

本来のライバル芸人分析であれば現在人気のあるお笑い芸人(バンビーノ等)を分析するべきなのですが、今回の趣旨として『ラッスンゴレライ』が成功した要因を導き出す材料が欲しかったため、同じカテゴリで人気のあったお笑い芸人とお笑いネタにフォーカスしました。

次回はお笑い業界・視聴者分析(市場・顧客分析)とライバル芸人分析(競合分析)を元にして、自己分析(自社分析)を行うことで『ラッスンゴレライ』が成功した要因を導き出します。

 

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